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【シネマ旅】情熱の国、スペインをたっぷり味わえる映画「ジターノ」のロケ地を巡る

ジターノ ― オリジナル・サウンドトラック

ホアキン・コルテスのフェロモン全開の映画『ジターノ』

ジターノのアンドレ(ホアキン・コルテス)は、フラメンコ・ミュージシャンとしてレコードデビューする直前に汚職警察官によって二年間刑務所に入れられてしまいます。出所し、古郷グラナダに戻った彼を待っていたのは、妻ルシア(レティシア・カスタ)の裏切りと弟の死という現実でした・・・アンドレはジターノの掟によって復習を促される。

フラメンコ・ダンサーとして人気・実力ともにトップに立つホアキン・コルテス主演のアクション・ドラマ。無実の罪で刑務所に送られたフラメンコ・ミュージシャンの復讐物語。ジターノとは、スペインの男性のロマン族のこと。本作でコルテスは踊りませんが、化本という打楽器を半裸で奏でるシーンが女性ファンを魅了します。クライマックスはアルハンブラ宮殿、昼と夜で違う顔を見せるグラナダの魅力を存分に味わえる映画です。光と影を巧みに使った撮影が素晴らしいです。

フラメンコ界のスーパースター、ホアキン・コルテスの魅力が画面いっぱいに伝わってきます。冒頭とエンディングに流れる切ない歌『GITANO』も素晴らしいです。夕暮れ時のアルハンブラ宮殿が見せる影の美しさや、通りから聞こえる音楽にもインスパイアされたと言えます。

ジターノ [DVD]

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アルハンブラ宮殿

Alhambra
alhambra
Alhambra
Alhambra
Alhambra
Alhambra
Alhambra


クライマックスシーンのロケが行われたのがアルハンブラ宮殿。王宮は13世紀前半、ナスル朝ムハンマド1世によって着工されました。レコンキスタ(国土回復運動)により再度キリスト教の勢力が増したこの時代、近隣諸国との友好を保ったグラナダ王国は文化的に円熟期を迎え、イスラム文化が開いた。14世紀に完成した王宮は、イスラム建築の最高傑作と言われ、世界遺産にも登録されています。城壁アルカサバなどイスラム建築の粋が結集した建築物からなり、幾何学模様や精緻な透かし堀など、見どころ満載。映画でも印象的な姿を見せてくれます。隅々まで施された精巧な彫刻には、唖然とするばかり。

アルバイシン地区

Albaicín


合うには丘に広がるアルバイシン地区は、グラナダ市内で最も古い地区と言われ、世界文化遺産にも登録されています。ナスル王朝時代からグラナダ陥落までの間、イスラム教徒の住居区となっていました。家の壁が白く塗られているのは日射しによる室内温度の上昇を防ぐため、グラナダの街並みを一望できるサン・ニコラス広場は観光客で賑わっています。かつてアルバイシンは治安が悪いと言われていましたが、現在ではだいぶ改善。ただし、夜間は注意が必要ですけどね。

カテドラル

Siena Cathedral
Lincoln cathedral
Lincoln cathedral

グラナダ陥落後の1523年に着工し、約180年の歳月をかけて完成されました。着工当初はゴシック様式で進められていたが、後にディエゴ・デ・シロエがルネッサンス様式を取り入れた5身廊式に変更しました。中央礼拝堂は高さ45mのドームを持ち、アロンソ・デ・メナとペドロ・デ・メナによる彫刻など、豪華な造り。

王室礼拝堂

Cathedral

カテドラルに隣接して立つ後期ゴシック様式の礼拝堂。16世紀前半にエンリケ・デ・エガスによって建てられました。霊廟にはフェルナンド2世と妻イザベル女王の棺が安置されており、イタリア製の大理石で作られた墓はドメニコ・ファンチェッリによるものです。祭壇を飾る浮き彫りの『グラナダ陥落』と『ムーア人の改宗』は必見です。