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今、旅に出たい

今、観たい景色を求めて。歩く、歩く。

【シネマ旅】巨匠テレンス・マリックによるモン・サン・ミッシェルの芸術的映像美!トゥ・ザ・ワンダー

トゥ・ザ・ワンダー [Blu-ray]
寡作ながらそのどれもが芸術作品として高い評価を受けるテレンス・マリック監督が描く残酷で切ない愛の物語。モン・サン・ミッシェルの素晴らし映像はまさに脅威(ワンダー)。ワーグナーチャイコフスキーの楽曲にも心が揺さぶられます。


物語の冒頭で、リュクサンプール公園、セーヌ河、ポン・デ・ザールなどを巡る恋人たちが映し出されます。二人はやがてモン・サン・ミッシェルへ。海と空の間に浮かぶように見える幻想的な修道院の風景は、現実のものとは思えないほど美しいと思います。


アメリカを離れてフランスにやってきた作家志望のニール(ベン・アフレック)は、マリーナ(オルガ・キュリレンコ)と出会い、深く愛し合うようになる。2年後、アメリカに渡った二人の幸せな時間は、長くは続かなかった。ニールはやがて幼馴染の女性に惹かれるようになり、苦しむマリーナは神父のもとを訪れるようになるのだが・・・

モン・サン・ミッシェル

Mont Saint-Michel

主人公の二人が冒頭で旅するのがモン・サン・ミッシェル。映画のポスターにもなった美しい風景は対岸から撮られたもの。

切り立つ花崗岩の上、海と天空の間に佇むこの修道院は、708年に聖オペール市況が「祠堂を建てよ」というお告げを受けたことにより始まり、以来1300年、巡礼地として、ときには要塞や牢獄として数奇な運命を辿っています。

数世紀の間に姿を変えてきた修道院はロマネスク様式、ゴシック様式と各時代の建築が混在し、まるで芸術作品のよう。映画にも登場する「列柱廊」は、修道院北側の「ラ・メルヴェイユ」棟の最上階にあります。

その他、修道院付属の教会、迎賓の間、修道僧の遊歩道、食堂など、みどころも多くあります。

修道院の下はホテルやショップが立ち並ぶグランド・リュ(参道)があり、ここを歩くのも楽しみの一つ。

ラ・メール・プラール

L'omelette de la mère Poulard

19世紀に巡礼者のための宿泊施設として開業。プラール夫人が考案した独特のオムレツはスフレのようにフワフワで、鳥の名物がグルメになっています。